みなさんこんにちは!
ドラム講師の佐藤公介です。
今回は前の記事でちらっと言いましたが、小さい音についてです。
小さく叩く奏法に
「タップ」
というのがあります。
ようやく専門用語っぽいのが出てきましたね(笑)
このタップ、実はすんごい大事な奏法です。
「小さく叩くだけでしょー?」
と勘違いされてる方がよくいらっしゃるのですが、それだけでは不正解です。
大事なポイントは、
音の粒を立てる事!!
これがすんごい難しい・・・
ただ小さく叩くだけだと、音がボヤ〜っとしちゃって、よく聞き取れなくなっちゃうんですよね。
ありがちなのはバンドメンバーから
「なんかすげえ細かい事やってたみたいだけど、聞こえないから全然なにやってるか分かんなかったよ!」
なんて言われたりします。
音の粒が立ってないと、残念ながら聴き手にまで届きません・・・
マジか・・・悲しくなっちゃうyo・・・!!
の、前に、タップを練習してみましょう!
コツは指をしっかり使ってあげる事。
振り幅を取りすぎない事。
そして叩き終わったらすぐ力を抜いてあげる事。
力を抜いてあげないと音が潰れてしまうので注意が必要です。
「握り込まない」を意識してあげるといいかもしれません。
あとは、スティックと指を離さない事!
指を使わなきゃ!と思うとついつい張り切りすぎてパッカーンと離れがちですが、
そこはもうストーカーのように
「お前とは離れない!!」
ぐらいの気持ちでくっつけてあげて下さい( ^ω^ )
この細かいところ全てにに気を配ってあげると、音の粒が立ってきます。
最初のうちはすんごい頭使いますので、体が覚え始めるまでは常に意識して下さいね。
レッスンだと、私が横からちょっかい出して、上げ幅を調整したりします。
自分が思ってるより上げ幅が小さくてびっくりすると思いますよ!
タップを身につけると、アクセントをつけた時に音に幅が出ます。
地味な練習に見えるかもしれませんが、とっても大事な奏法なので
ぜひチャレンジしてみて下さいね!